2016年1月よりポピュラーピアノクラスにクラシックの楽曲演奏を組み込みました。初めての方や経験の浅い方に限り古典教材を併用するケースもありますし古典楽曲をアレンジした楽譜をレッスンの題材にすることもありましたが、この度その枠組をトラディショナルな楽曲演奏へ広げることになりました。それぞれの名曲をベーシックな解釈で演奏することはもちろんですが演奏家ごとに異なる解釈の研究や楽曲のコード進行に触れアレンジまでも紐解きながら。

ひとつの楽曲に対して世界中の演奏家が同じ楽譜を眺めているのに“個々のサウンドは大きく異なる”その秘密を探りながら自分の音を見つけていけると楽しいですね。古典楽曲を形作るアレンジや多様な表現技法はポピュラーピアノアレンジやジャズピアノ即興演奏にも役立てることができますから嬉しい相乗効果も。クラシックで用いる楽譜は既にアレンジされた完成譜ですが極端な言い方をすると実は音の高さと長さしか書いていない?そこからよりダイナミックに演奏を広げる過程は楽しくもあり悩みどころでもありますが“いつもと違う音の世界”にもきっと素敵な発見が隠れていますよ。

肩のチカラを抜いて珈琲でも飲みながら!

“クラシックはちょっと”という苦手意識をお持ちの方も少なくありませんのでレッスンの課題として予め組み込むことはありません。ポピュラーソングを用いた基本練習もありますしどの辺りが面白みなのか?ということに気付かず進めてしまうと楽しめませんからご興味のある方はお気軽に一声おかけください。

この記事について

この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。