2019年もお盆の頃、教室では初めてとなるアレンジコンクールを開催しました。”曲名や歌詞に夏のワードが入る曲”を題材にポピュラーピアノアレンジを書き上げるというこの新企画。個々の多様な音楽経験を織り込みつつレッスンで触れるアレンジの技法を実践、楽しみを深める場としてのコンクールです。まずは曲を決めてメロディーとコードをなぞったら構想を練りアレンジへ。そこから musescore や finale を使って楽譜を作っていきますが、なんだか夏の自由研究みたいでしたね。8月10日に開催を発表して締切は9月20日、ポピュラー&ジャズの両クラスから16名がエントリーし1ヶ月半に及ぶ制作期間を経て授賞式と相成りました。

式はすっかり秋も深まった11月の日曜日。グラスを揺らしながらスイーツと演奏と皆さんの制作秘話?を交えながらトークも弾むひと時となりました。”期日があり知らない人に見られる”この環境ではどうしてもりきみがでるものですが、考えればきりがありませんから落としどころを見つけて。落としどころなんて言うと妥協という捉え方になりがちですがここは重要なテクニックであり即興演奏にも繋がっていく部分ですね。当初は1名の予定だった入賞者ですがよいアレンジが出揃いましたので優賞(武田さん少年時代)のほか特別賞(北村さんおもいでの夏&高橋さん少年時代)難難賞(碓井さんSUMMER NUDE)4名の受賞となりました。優賞者にはトロフィーのほかほんの気持ちばかりですが賞金を贈呈、ぜひ温泉でも!いやそんなにはありません?

お疲れさまでした!シャンパンで乾杯~(写真左)
オリジナルアレンジがBGMなんてなんとも贅沢です(写真中)
すこし軽いから来年は重りを入れようとか?皆でトロフィーをいじるの図(写真右)
おめでとうございます!残念ながらお一人欠席、、
ちょっと小振りなトロフィーと賞状を手に

このコンクールではアレンジにフォーカスしましたがピアノ演奏はやはり弾き方。仮にどんなちぐはぐな物語であっても話し方でどうにでもなる、と言ったら大袈裟に聞こえるかもしれませんが今回制作した作品もこれから歌い上げる楽しみがありますよ!この企画を通してPCでピアノ譜が書けるうようになったという方も多くいらっしゃいましたしコンクールという形式を踏むことで多くの発見があったことと思います。

  • コンクールのエントリーは無料のほか費用は一切発生しません
  • 教室内で入賞者の楽譜を配布します
  • 難難賞は弾くのが困難の意で”むずむず賞”と読みます
この記事について

この記事は2024年1月のウェブサイトリニューアル以前のものです。旧サイトからの移行に際して必要な修正を加えましたが文章はあえてそのままにして当時の面影を残しました。少々見辛い部分もありますが読みやすくなるよう少しづつ整えていこうと思います。